○ヨード造影剤の粘稠度

粘稠度は「ねんちょうど」ではなく、「ねんちゅうど」と読みます。粘稠度は液体の粘性を表しています。

 

 

 

 

 

 

 

(早川克己(他):造影剤の適正使用推進ガイドFAQ.p108 メディカルビュー社 2010年より図を引用)
粘稠度の単位はmpas(ミリパスカルセコンド)が用いられる。
粘稠度は簡単に言えば、液体がどれだけドロドロ、サラサラしているかの度合いなります。
イメージ通り液体の濃度が上がれば粘稠度も増加します。また、温度が上がれば粘稠度は低下し、サラサラになります。
注入による刺激を減少させるために、造影剤を使用する前には必ず温めておいて粘稠度を下げておかなければなりません。
また、造影剤がドロドロだと高速に注入できなさそうですよね。
温めていないと自動注入器(インジェクター)の注入圧力が高くなります。
それによって血管外漏出したときに注入圧を見ても漏れているか、しっかり入っているかの識別がしづらいです。
また、粘度が大きいと穿刺部位の静脈から上大静脈までに残存する造影剤が増えることが予想されます。ヨード造影剤を使用する前には人肌ほど温める必要があります。

 

参考文献
早川克己(他):造影剤の適正使用推進ガイドFAQ.p108 メディカルビュー社 2010年
Speak U著,山口昂一翻訳監修:Contrast Media-Overview,Use and Pharmaceutical Aspects-日本シエーリング,1993
市川智章:CT造影理論(第7刷).p10 医学書院 2015年
八町淳:CT造影技術(第2刷).p56 メディカルアイ 2017年

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