線減弱係数

X線(単色X線)の物質中での減弱について考える。

線減弱係数とはX線の通りにくさを表す指標である。

線減弱係数

 

 

 

 

 

 

医用放射線物理学より引用

 

dはΔ(デルタ)を表している。これは「微量」「変化」という意味で今回は深く考えません。

X線束がある短い距離Δxを通過する間に、その物質を構成する原子と種々の相互作用を起こすX線光子数をΔNとすると、その単位距離当たりに相互作用を起こすX線光子数ΔN/Δxはその物質中でのX光子数Nに比例する。

式で表すと

ΔN/Δx=μN

比例定数μ を線減弱係数(linear attenuation coefficient)という。μはギリシャ語で「ミュー」と読みます。

式の意味は

単位距離当たり(Δx )に相互作用するX線光子数(ΔN)は(=)比例定数 μの入射光子数Nに比例する。

式を変形すると

μ=(1/Δx)・(ΔN/N)

になる。式の意味こうである。

質量減弱係数は(=)単位距離当たり( 1/Δx)の入射光子数が相互作用する割合( ΔN/N)である。

 

参考文献

西臺武弘:放射線物理学(3)p80 文光堂,2012

中村實():医用放射線物理学.p91 p150 医療科学社,2006

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